【株式会社みやむらの水引ミニ知識】
【水引の名前の由来】
水引の名の由来には、いくつかの説があるといわれています。
神を紙縒(こより)状にした上から糊を引き、乾燥して水を引き、また糊を引く。この作業を繰り返す事から水引と呼ばれるようになったという説。
また塵(ちり)や汚れを流し去り、水洗いした清潔な品物と同じ意味を持たすため用いたという説。
【水引の歴史】
水引の歴史は古く、飛鳥時代、聖徳太子の命を受け隋国(中国)に渡った小野妹子が帰朝の際、隋国より日本の朝廷に送られた贈り物に麻を紅白に染め分けた紐状のものがかけてあったといわれ『くれない』と呼ばれた。
それから宮廷への献上品には紅白の麻紐を結ぶ習慣が生まれ、平安時代には『水引』と呼ばれるようになり、室町時代に麻ひもから和紙を使うようになったと言われている。
その後全国に広まり、現在の日本ならではの文化になり、現在では様々な祝儀品や結納品等に使われるようになったのです。
【金封『結びきり・あわじ結び・花結び(蝶結び)』の結び方】
【結びきり】
一度結んだらほどけない、二度と繰り返すことがないようにという願いがあり、結婚・快気祝等に使われます。
【あわじ結び】
末永くお付き合いしてもらいたいという意味があり、慶事・弔辞の両方に使います。
【花結び(蝶結びとも言います)】
何度でも繰り返して良い、一般的な御祝に使われます。出産・入学・昇進等
慶事では下側の折り返しを上にして、弔事では下にして重ねます。
慶事で下側の折り返しを上げるのは、運が上がるように、または晴れ晴れと目を上げて喜びをあらわすという意味です。
弔事では上側を下げ、目を伏せて悲しみをあらわす、と覚えます。
間違えやすいので気をつけましょう。
毛筆で丁寧に、慶事は喜びで濃く鮮やかに、弔事は悲しみに薄墨でしっかりと書きます。
表書きは上段中心へ大きめに、氏名は下段中心に小さめに書きます。
中袋には表に金額、裏に自分の住所氏名を書きます。
【 金封の表書きについて 】
『 慶事 』
- 婚礼 表書き(寿・御結婚祝い・御祝) 金封の種類(金銀あわじ・飾り付金封)
- 祝事 表書き(御入学御祝・御就職御祝)金封の種類(紅白あわじ・花結び)
- 出産 表書き(御出産祝・御誕生祝) 金封の種類(紅白あわじ・花結び)
- 御見舞 表書き(御見舞・快気祝) 金封の種類(紅白あわじ(熨斗なし)・結びきり
- 御礼 表書き(御礼・寸志) 金封の種類(紅白あわじ・金銀あわじ)
『 弔事 』
- 葬儀(仏式) 表書き(御香典・御霊前) 金封の種類(黒白あわじ・双銀あわじ)
- 葬儀(神式) 表書き(御玉串料・御榊料)金封の種類(黒白あわじ・双銀あわじ)
- 法要(仏式) 表書き(御仏前・御供物料)金封の種類(黄白あわじ・双銀あわじ)
- 法要(神式) 表書き(御榊料) 金封の種類(黄白あわじ・双銀あわじ)