《北陸地方で行われる合わせ水の儀式について》
『当日用意するもの』
新郎側: カワラケ・水の蝶(朝一番の水)・丸盆・赤ローソク・線香・御香
福茶・御祝儀(タクシー)
新婦側: 水の蝶(朝一番の水)・念珠・仏花
御祝儀(美容師・タクシー・お手引き様)
[結婚式当日]
新郎側(半紙を敷いた丸盆にカワラケ・水の蝶をのせて玄関下駄箱の上に)
花嫁が到着しますと
①下駄箱の上に用意してある丸盆(カワラケ・水の蝶)
を両手で持ち前へ、仲人様か新郎の母が水の蝶を
カワラケに注ぎます。
②仲人婦人(いらっしゃらない場合は新婦の母親)が
前進して、持っている水の蝶から、カワラケに水を
注ぎ、両家の水を合わせます。
③新婦はカワラケを両手で取り、あわせ水を飲みます。
④飲んだ後、花嫁は自らの手でカワラケを地面に落と
して割ります。(仲人婦人か母親が花嫁のカワラケ
を割っても良い。)この場合、水がはねるのでカワ
ラケの水を空けてから割ります。
⑤仏壇へ向かいます。
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<仏壇参り>
⑥直接廊下から仏間に入らず、まず控えの間に入り
色内掛を脱いで白無垢に着替えます。
⑦神棚がある場合は、まず神棚に対して立ったまま
合掌する。
(同時に全員で、二例・二拍手・一礼する)
⑧図のように、仏壇の前に座り念珠を手に掛け
全員で合掌する。
⑨お参りが終わりましたら、新郎の母に御挨拶を
する。
⑩新郎家では、昆布茶または桜茶に和菓子を添えて
全員に差し出してくつろいで頂きます。